愛情あふれる入社式:高知県中小企業家同友会 2015年度合同入社式
去る4月2日、高知県中小企業家同友会の合同入社式があり、弊社からも窪田が参加しました。
高知県中小企業家同友会高知支部長である私は司会もさせていただきながら、舞台上で決意表明をする新入社員のみなさんが緊張して唇や手足がふるえている様を目にし、心の中で応援していました。また、その新入社員たちを目を細めて見守る経営者のみなさん。入学式のお父さんお母さんのようでした。そんな表情も前から見られて司会は役得でございました。
この中小企業家同友会の合同入社式では、新入社員の決意表明の他に、社会に出て働く先輩からの熱いメッセージ、経営者側からの講演がありました。入社式の式次第が滞りなく進んだところで全員写真を撮影するのですが、これも参加企業の経営者のみなさんが林家ペー・パー子ばりに愛情いっぱいに撮影しまくり。それも、自社の社員だけではなく、全体を。これは、中小企業家同友会のみなさんは基本的に会員どうしを「経営者仲間」として捉えているものですから、そこにいる他社さんの新入社員出会っても、我が子のような愛しさすら生まれてきていることの表れなわけです。
そんな愛しの新入社員さんたちは、最後に会員企業であるヘイワ原紙さんの色とりどりの紙ふうせんを飛ばし、清々しい笑顔で行事を終えました。
また、午後には人・みらい研究所の筒井先生によるビジネスマナー研修があり、こちらもノウハウが詰まったギュッと濃い学びの時間でした。新入社員のみなさんはお疲れだったことでしょう。
合同入社式をふりかえり、自社・あすらぼに目を向けますと、このように起業したばかりの会社に、彼のような前途洋々たる若い人を新入社員として迎えるということの重みが、経営者として再確認せずにはいられなかったのが印象的でした。と同時に、あすらぼで働こうと決断をしてくれた彼はすごいなぁという不思議な感情がないまぜになり、緊張しながらそれでも凛々しく前を見て決意表明をする、スーツを着たら舞台でオーボエを持っていそうな感が拭いきれない窪田くんを見て目頭が熱くなっていたのも事実です。
15年後、いわゆる「はえぬき」の彼が今の私と同じ40歳になるころ、彼はどんな思いで新入社員の後輩を見守るだろうか。
来年も新入社員を迎えられるようにしたい。そして、経営者である私には関わるみんなを幸せにする責任がある。
新入社員だけでなく、経営者の心にもあらためて決意表明が刻まれるのが入社式なのですね。
こういった節目の行事は良いものだとつくづく思った1日になりました。