【日高村オムライス街道】トマトの神様セレモニーに参加して(現役JDのつぶやき)
2016年8月19日 - 7:49 PM
トマトの神様の制作にあたって、顔と文字入れを担当させていただきましたが、みんなパーツは同じなのにいざ顔を描くとそれぞれ違った表情が生まれて、造り手の個性が宿ったようで面白かったです。
文字を入れるとなんともシュールでゆるい神様たちが完成し、出来上がったその場で笑顔になったのを覚えています。
セレモニーでは集まった人々の前に神様が一列に鎮座して、会場にいる人は微笑ましく眺めたりつい笑ったり、その場の雰囲気を柔らかいものにしていました。
自分が手がけたものが人を和ませ笑顔にして、しかも地域に喜んでもらえるなんて初めてのことで、とても良い経験になりました。これからの創作活動や就職を考えるときに、今回のことは様々なきっかけとなるように思います。
トマトの神様が見る人・出会う人すべてに、笑顔や何かしらの素敵なきっかけを授けてくださいますよう、造り手の一人として願っています。
このみ
弊社でアルバイトをしている高知大学芸術文化コースの3回生、このみちゃんによる感想でした。
----以降はJDによる文章ではありません----
さて、まとめてのご報告となりますが、2016年に第3弾となる高知県日高村オムライス街道のパンフレット・店頭置き造形物「トマトの神様」その他を株式会社あすらぼが担当させていただきました。
「おいしい」からつながる嬉しい笑顔があふれるこの村に、また会いに行きたくなる、愛される楽しい神様を。
それにはきっと、おいしいシュガートマトをモチーフにした神様がいいに違いない。
このトマトの神様は、高知大学教育学部芸術文化コースの学生さんたちと、高知県内で美術に関わる高校生たちが作っています。
純然たるファインアートとこのトマトの神様は一線を画するものではあると思います。しかしながら、美術、芸術、そして創作活動が地域で役に立つ(かもしれない)。こんな貴重な機会は、会社で大人が仕事として行うよりも、美術に興味を持っている若い人たちにこそ経験してもらいたいと考えました。自分たちが思いを込めて作ったものが、必要とする方々のもとで受け容れられ、愛されることの喜びを感じられるって、つくりて側としてもハッピーなことこのうえないと思うのです。
シュールでゆるーいトマトの神様を通じて、「つくるっておもしろい!」とほんわか感じた子たちがいたら、きっとトマトの神様もにっこり微笑むことでしょう。
大学生や高校生にこのような機会を与えてくださった(というかこんな破天荒な企画にのってくださった)日高村の皆さまの度量の大きさに心より感謝致します。
また、トマトの神様をつくるにあたり、お忙しいなか様々な面でご協力くださった、高知県立岡豊高校の越智先生、高知大学地域協同学部の吉岡助教授、そして各高校の先生方、本当にありがとうございました。